| 暑さによる体内バランスの崩れが原因 |
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蒸し暑い日が続いています。
この季節は｢疲労感が絶えない｣という方も多いでしょう。
夏バテは、体が無理に暑さに対応しようとする作用から起こる不快な症状です。
最近よく見られる夏バテの原因は、エアコンの効いた場所とそうでない屋外へ出た時の極端な温度差。
体温の調節機能がうまく働かずに体力を激しく消耗してしまうためです。
又、汗をかくことが少なくなっている現代人は、交感神経の働きが鈍っていることがあります。
これもまた体温調節のコントロールを妨げ、自律神経失調症をまねくことにもなりかねません。
汗をかくことで私たちは体温を一定に保つことができるのですから、汗をあまりかかなくなったら要注意です。 |
| 汗をかいて正しく水分補給 |
朝夕の軽いウォーキングなど、適度な運動で汗をかくことは夏バテ予防に効果的といえます。
又、冷えからくるだるさには半身浴で血行を促進させるのも良いでしょう。
夏だけでなく、いつも汗をかくことに慣れていると、突然の猛暑などに見舞われても、比較的夏バテにはなりにくいでしょう。
そして、汗をかいた後は水分補給を忘れずに。
ただし水分といっても、汗として流れ出たビタミンやミネラル類を含んだ水分の補給が重要です。
体内のビタミンやミネラル成分が失われると血液が濃縮し、血行の働きを妨げます。
その結果、筋肉に乳酸がたまり疲労感を感じるようになるからです。
さらに水分補給に関する注意点として、冷たい飲み物、糖分の多い清涼飲料水を摂り過ぎないこと。
暑い時には冷えた飲み物がほしくなりますが、胃腸を冷やして消化不良になることがあります。
清涼飲料水の摂りすぎは食欲の低下を、さらには消化吸収能力の低下をもまねきます。
あっさりした食べ物を好むようになり、ビタミンやミネラル、たんぱく質などが不足しがちに。
さらに汗をかくと同時に、ナトリウム、カルシウム、カリウムなどのミネラルが排出されていきますので、体内のミネラルバランスが崩れて疲労の原因となるのです。
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| 知っておきたい食の予防策 |
| 無理のない、自然な生活リズムをキープすることがポイントです。
そのためには、規則正しく栄養のバランスを考慮した食生活を心がけましょう。
基本は1日3回、ゆっくりよくかんで食べること。 深夜の飲食は禁物です。
十分な睡眠をとるために、軽いウォーキングやストレッチングなどをしましょう。
夏バテの症状に多い、胃腸の消化不良や疲労感を感じる場合には、積極的にビタミンB1を摂取しましょう。
疲労回復に効果的です。うなぎやレバー、豚肉（モモ肉やヒレ肉）、納豆、玄米などに多く含まれています。
ビタミンB1の吸収を促すニンニク、タマネギ、ニラなども組み合わせてみましょう。
さらに、ビタミンB1、B2、Cやミネラルが多く含まれている夏の緑黄色野菜はたっぷりと。
トマト、カボチャ、サヤインゲン、枝豆、ナスなどがその代表。 汗をかいても、胃腸を冷やす飲み物はできるだけ避けて、ミネラルが補給できる水、お茶、スポーツドリンク、牛乳などがおすすめです。
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| 無理のない運動で疲れをいやす |
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いつでもどこでも気軽にできるウォーキングやストレッチ運動。
身体の各部を伸ばすことは肩こりや腰痛予防になるだけでなく、暑さでだるくなった体の疲労回復にも効果的です。
又、筋肉を鍛え、さらに血行が促進されるので、エアコンで冷えた体にも最適です。
適度な軽い運動は心地よさを与えると同時に、体が軽くなったような気分にもさせてくれます。
無理のないストレッチ運動などを、毎日少しずつ行ないましょう。一度にたくさん行なうよりも効果的です。
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